単元テストで自分の課題を見つけて主体的な学習を引き出す授業での実践[中学理科]
生徒の学習意欲の向上と家庭学習の充実、教材作成の負担軽減を図る支援ツールとして、『みんなの学習クラブ』を活用いただいている学校での理科の授業の様子をご紹介します。
授業や家庭学習用のプリントとして先生方が活用するだけでなく、生徒が授業で、主体的に学習する場面などでご活用いただいています。
単元テストで自分の課題を発見
単元のまとめの時間にプリント学習を行います。
1回目のテストの結果を確認し、問題を組み合わせて弱点克服プリントを自分で作成します。
この学習を通して、自分の分からない問題を分かるようにし、2回目のテストでそれぞれの課題が克服できたか確かめます。
学習の様子
はじめに先生から今日の授業目標と学習の仕方、分からない時の対応方法などの説明を行います。
その後、生徒はグループに分かれて、それぞれのプリントを印刷します。
生徒は、教科書で調べたり、クラスメイトに教えてもらったりして、主体的に学習しています。
実践当初は、授業中で、「印刷が込み合う」「プリントのロスが多い」など、運用上の課題が見つかりましたが、
今では授業冒頭で学習目標とともに、「答えを印刷しない」「プリントタイトルに名前をつける」などの活用ルールを伝えています。
分からない時の学習方法の明示
学習の流れがホワイトボードに示されており、生徒は分からない時、すぐに先生に頼るのではなく、教科書を見て学習したり生徒同士で教え合ったりします。
先生は全体を見て支援が必要な生徒への対応などを行っています。
〜協同学習の考えを活かして〜先生の立ち位置を変える
授業の中で、何人もの生徒に、同時に「教えて」と言われると先生は一人なので手が足りません。
協同学習の考え方を用いて、先生の立場を変え、普段の授業から生徒同士で学び合うような活動も取り入れています。
今回の授業では、先生を呼ぶ回数は少なくなっていました
生徒の変化
◆自分で問題を選択することで学習へのモチベーションに
これまでは先生が生徒全員に同じプリントを配付しており、生徒たちの学習意欲にばらつきがありました。
しかし、最初から自分のレベルにあった問題を自分で選択すると、「今日は頑張るぞ」という気持ちに変わりました。
自分で選んだプリントに取り組むということが、学習へのモチベーションを高め、 まさに主体的な学びになっています。
◆難しい問題にチャレンジしようとする/自分にあったプリントをみつける
ある生徒は、難易度の高い問題にチャレンジしようと印刷したものの、その問題は難しいと解いてみて気付きました。
”自分で選ぶ”というこの取組を通して、普段の授業てはなかなか見ることのできない積極的な学習姿勢を見ることができました。
その後は自分自身にあったプリントを選ぶようになりました。
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