すべての生徒に学習機会を保障する/授業改善や不登校対策に[中学校実践]
「わかる喜び、できる楽しさを実感できる授業」を目指し、授業改善に取り組む中学校での実践をご紹介します。
『みんなの学習クラブ』を活用することで、一斉画一的な授業から脱却し、生徒が自学自習できる力の育成に取り組んでいます。
授業での活用だけでなく、不登校の生徒や特別支援学級の生徒など、さまざまな家庭環境の生徒に対して、学習機会の保証、学力向上のツールとしても活用しています。
いつでも自由に使えるタブレットとプリンター/紙に書いて学習
ICT機器を効果的に活用した授業の工夫・改善に取り組むと同時に紙に書く学習も重要と考え、各教室にプリンタを設置し、生徒が休み時間などでも、いつでも自由に使える環境を整えています。
授業で活用する際は、クラスを単純2分割にし、少人数授業を行います。
生徒はタブレットであらかじめ、印刷したいプリントを選び、プリンタのケ-ブルと接続して印刷します。
数学/授業・家庭学習での取り組み
◆先生からもプリント配付
授業の演習プリントとして、iプリを先生が配付します。
iプリの内容を解説する際は、先生が『みんなの学習クラブ』 にアクセスし、プロジェクターを使って問題を投影しています。
◆iプリ・定着・標準は提出課題
数学ではiプリ・定着・標準を提出課題にしています。
生徒は普段からiプリのプリントをファイルに綴じておき、定期テスト後に提出します。
テストにも類題を出題するなど、生徒が主体的に学ぶ仕組みをつくっています。
一斉画一的な授業からの脱却を目指した授業の取り組み
前半の一斉授業後、プリントを配布
2年生の数学の授業では、 前半の一斉形式の授業の後、 全員にiプリを配付します。
先にiプリを一枚、配布しておくことで、 プリンタが混み合いにくくなります。
授業後半では、生徒同士の学び合い
授業後半、まずはiプリで授業内容の演習をします。
班で生徒同士で教え合いながら学習しています。
先生は数学が苦手な生徒への支援も行き届きやすくなりました。
答え合わせ/次のプリントを印刷
iプリが終わった班からタブレット上で解答を表示し、答え合わせをします。
その後、定着・標準・発展の中から次のプリントを印刷し、それぞれのペースで学習を進めていきます。
3年数学/習熟度の班で学習
3年生の授業後半では、3段階の習熟度別に分けて学習します。
Aグループは先生と、Bグループはiプリを中心に、Cグループは入試問題などの難しい問題にチャレンジしています。
英語:習熟度に応じた学習
英語の授業後半、演習のプリントが早く終わった生徒から、プリントを自分で印刷して答え合わせまで行います。
理解の差が激しいクラスの中で、どんどん学習したい生徒が主体的に学習を進めることができます。
活用してよかったこと
自分で選ぶとやる気がアップ
授業の中で自分で印刷し、取り組むことで、生徒たちのやる気が高まっていると感じています。
テスト前には、 自習に使いたいという生徒もいて、 休み時間や放課後にも生徒が積極的に活用しています。
学習がわかるようになり、不登校の生徒の自信に
不登校の生徒は、これまで授業の内容は友だちのノートを写して学習をしていましたが、『みんなの学習クラブ』が導入されてからは、自分のペ-スで、以前に学習した苦手な単元までさかのぼって解説動画等を何回も見ながら、学習できるようになりました。
これまでわからなかったところが、わかるようになったことで、自信を取り戻し、クラスにも入れるようになりました。
担任の先生は音楽が専門ですが、単元項目が教科書に沿っているみんなの学習クラブ』を活用すれば、専門ではない5教科の学習も一緒に取り組むことができるようになりました。
▲ 詳細はこちらの学クラ新聞より、ご覧ください。
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普段の授業や帯の時間、放課後学習、家庭学習など、さまざまなシ-ンでご活用いただけます。
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